セミリタイア「FIRE」という生き方について

2018年から2019年にかけて、FIREムーブメントという言葉が海外を中心に盛り上がりました。

FIREとはFinancial Independence Retire Early の頭文字をとっています。
そのまま訳せば、「早い段階で経済的に独立する」といった意味合いになります。
ざっくりとお伝えするならば、経済的に不自由のない状態...いわゆるセミリタイアした状態、というのがわかりやすいと思います。

本日はFIREという比較的新しいセミリタイアの考え方から、その具体的な達成方法を考察していきたいと思います。

セミリタイアと聞いて想像する生活は?

FIREは、生涯現役という働き方とは真逆に、早い段階で経済的に自由な状態を作ってセミリタイアすることだとお伝えしました。
このような状態を皆さんはどのようにイメージされるでしょうか?

巨万の富を得た人が東南アジア等の物価の安い地域で暮らしている様子や、定年退職して田舎でスローライフを送る様子などが頭に浮かんだ方が多いと思います。
早期退職をして、自分が本当にしたいことに時間を費やしたり、悠々自適な暮らしを謳歌するというイメージでしょう。
皆さんが思い浮かべる光景は十人十色かと思います。

いずれにせよ、それらのイメージに共通するのは、経済的に成功した富裕層の特権という固定観念ではないかと思います。

最初に言ってしまいますが、FIREは富裕層のためだけのものではありません。
(経済的に)普通の人が、無理に仕事をせずとも普通に暮らせる状態の実現を目指すものです。

FIREの考え方

FIREの基本的な考え方についてお話しします。

戦後から今日に至るまでの日本では、長く同じ会社に勤めることや、会社に功績を残すことが「美徳」のように考えられてきました。
もちろん、そのような考え方を頭ごなしに否定するべきでは無いですし、こうした価値観をベースとした自身の社会的な地位に重きを置く人がいても良いと思います。

しかし、上記に挙げたような戦後日本的な働き方が、多くの人にとって必ずしも幸福感に繋がらなくなってきていることは、日本人ならば誰もが感じている肌感覚だと思います。
大手企業が終身雇用を否定するような動きがあったり、労働の長時間化による過労死などの問題があったり、ハラスメントが話題になったり...等々、日本的な労働環境に歪みが生じている根拠は枚挙に暇がありません。

そんな中で日本でも注目されるようになったのが、既に海外で流行し始めていたFIREムーブメントです。

FIREムーブメントの肝は、とにかくできる限り早い段階で経済的な自由を手に入れて、「自分が望む生き方を送る」ということに重きを置くことです。
自由に使える時間を増やすことややりがいのある仕事にのみ注力できる状態にすることを重視し、反対にやりたく無いことを避けて、生活のための仕事から解放されることを目指します。

「生活のために仕事をしなければならない」という状態を、「楽しい事(仕事)をして生活する」という状態にシフトすることとも言えるでしょう。

やりたくないことをやらないで暮らせる...というのは、夢のようなことだと思うでしょうか?
思う方がきっと多いでしょう。
しかし、FIREムーブメントの実践者たちにとっては実現できる(できた)夢なのです。

この自由な生活を手に入れるためには、当然のことながら経済的に制約のない状態を作る必要があります。
端的に言えばお金のことを心配しない生活ということになりますが、具体的にはどのような状態を指すと思いますか?

さまざまな定義がありそうですが、Absolute Infinityでは経済的に自由な状態を“資産所得>生活費”と考えています。
つまり、自身が持つ資産から生み出される所得が、ご自身の生活費よりも大きい状態を作れているのであれば、あなたは経済的に自由な状態にあるということになります。
FIREな生活を実現している人たちにも様々な経済状態の人がいるわけですが、基本的には上記の状態に近い資産・所得・生活費を実現できているはずです。

FIREに必要な資産

結論からお話ししますと、FIREになるための資産額は各々違います。
それは1人1人が年間でどのぐらいの生活を望むかにより、作る資産額が異なるためです。

ここではFIREを達成している日本人の方のブログを紹介しつつ、我々のエスコートさせていただいた方々も例に挙げて具体的な数字を提示します。

  1. 三菱サラリーマンさん 
    30歳で20万円の資産所得を突破し、セミリタイア。
    高所得でありながら、給与の8割を投資に回すことで、資産6000万円を達成し、それを年利4%で運用し、資産所得240万円でセミリタイアしているそうです。

  2.  29歳からの貧乏セミリタイア人生よよよのブログさん
    セミリタイア時の資産が2900万円、年利が5%ほど。
    資産所得が145万円ほどでセミリタイアされたそうです。

  3. 2017年より我々がサポートさせていただいている事業家のMYさん
    現在55歳のMYさんは、65歳でのリタイアを目指していましたが、10年早くセミリタイアされました。
    現在も事業は継続されていますが、日数を大幅に減らし、生活のための仕事から、充実ややりがいのための働き方へとシフトされています。
    セミリタイア時の資産額は8200万円、資産所得が650万円ほどで、年利で8%ほどになります。

  4. 2019年よりサポートさせていただいているKYさん
    相続された資産でご相談してくださったKYさん。
    現在も現役ですが、資産額3100万円、資産所得300万円ほど、年利9.5%ほど。
    資産所得を全て貯蓄にまわし、給与の一部も貯蓄に当てており、10年以内に資産額1億を目標に、我々と二人三脚でセミリタイアを目指しています。

よよよのブログさんが年収145万円でセミリタイアしている一方、KYさんのように資産所得が既に年額300万円あるにも関わらず、まだセミリタイアせずに、さらに高水準を目指す方もいらっしゃいます。
このように、目指す生活水準や生活スタイルが千差万別である以上、「いくら持っていればセミリタイアできる」という明確な数字は無いのです。
大事なことは、4つの例を出させていただきましたが、4名ともに特別な経済力を最初から持っていたわけではないということです。
※ Absolute Infinityでは国内外の金融商品に関する情報提供、国内外の金融商品を購入する際に必要な手続きに関するサポートを行っています。業務内容に金融商品の媒介、取次ぎ、募集行為を行うものではなく、また、投資判断に関する助言を行うものでも、投資運用を行うものでもありません。上記記載にある、サポートさせていただいたお2人の年利は我々が運用を行っているわけではありません。

FIREの方法

拝見させていただいた、数多くのFIRE達成者の方々や、Absolute Infinityがサポートさせていただいているお客様の方々の共通点をご紹介します。

それは、FIREに必要なご自身の資産額が明確であり、尚且つ、再現性の高い(安定していて無理のない)年利計算によって、確実に“資産所得>生活所得”が達成できるということです。
目標の資産額から逆算し、複利でご自身の資産を数年かけて膨らませています。

前回のコラムでもお伝えしましたが、0から1の段階では労働所得により確実に1を作り、資産運用期でこの1を100にすることが必要です。
資産運用期では確実に削れることのない方法で“資産所得>生活所得”を達成することが必須になります。

再現性の高い、という曖昧な言葉を使っていますが、資産運用期で再現性のある年利には具体的な数字があります。
具体的な数字とは、良くても年利で10%ぐらいだと思っていただけば良いと思います。
(10%という数字は世界全体のインフレ率と金融経済を考慮して計算しています。)
これ以上の数字を求めることは、運用のプロである金融機関でも出来ないような利率を叩き出すということになるので、現実的ではありません。
(実際には金融機関では投資運用を行っているというよりも、世界の資本を膨張させていると考えた方がいいのですが。)

つまり、これ以上の年利を求めるということは資産形成期で歩んできた安定の道のりが、博打への道のりへと変わってしまうということです。
資産運用期では短気をおこさずに、金の成る木の切り株を切り落とさずに、時間と労力をかけて育てていくイメージが必要です。

まとめ

FIRE達成者として挙げさせていただいた2人のブロガーさんを否定するつもりはありませんが、株式投資や為替取引、または不動産投資といったリスクの高い手段を取る必要はないというのがAbsolute Infinityの立場です。
(ややギャンブル的な方法で資産所得を得ている状態なので、FIRE生活が永続するかどうかは少し疑問だと思っています。)

これらのリスクの高い運用方法を選択せずとも、再現性の高い年利をキープしつつ、資産を守りながら構築していくことは可能です。
しかし、この方法や手段は聞くことも目にすることもないという方々が多くいらっしゃることでしょう。
なぜならば、特定の方々からの紹介やサポートがなければ辿り着くことができない、得ることができない情報というのが存在しているからです。

特殊性の高い情報には秘密保持が義務付けられており、顧客を守ることと金融機関自身を守るための契約を伴うことが多いというのがその理由ですが...この説明だけでご理解いただけることは本当に稀です。
Absolute Infinityでもブログという形で全てをお伝えすることはできませんが、どういった世界観なのかのイメージを持っていただけるような情報提供を継続しつつ、実際にお問い合わせいただいた方には全力のサポートをさせていただいております。
皆さまからのお問い合わせを楽しみにしております。