資産形成と資産運用の違い

今まで数回にわたり投資運用についてお話ししてきました。

その中に多く登場したワードとして、資産形成資産運用という言葉があります。
皆さんはこの言葉の意味の違いをどのように捉えていますか?
どちらもお金に関わること、資産に関わることというのはイメージがつくと思います。

今回は資産形成と資産運用という二つの言葉について考えていきたいと思います。

2つの違いとは?

資産形成とは、労働などで得た収入を積み重ねることを意味します。

これは言ってみれば「0から1」を作る段階のことです。
資産運用を始めるには原資になる資金がなければなりませんので、初めに行うのは資産形成になるわけです。

それに対して資産運用とは、「1を100」にすることです。
収入を積み重ね、形成してきた資金を原資として、労働ではなくお金が働くことで資産が生み出されることをイメージしてみてください。

例えば、1970年〜1980年後半ぐらいまではゆうちょ銀行の利率が現在よりはるかに高かったかと思います。
定期貯金の利率は10年満期で11%ぐらい出ていたそうです。
つまり、収入をゆうちょ銀行に貯金しているだけで、毎年11%ずつ資産が増えていったということです。
仮に100万円の預金があったとすれば、1年後には11万円の利子が得られていたことになります。

このように資産運用では資産形成で作った原資を減らすことなく、増やしていく必要があります。
0から1の1が欠けてしまうと絶対に増えることはありませんので、必ず守り抜く必要があります。

次項からは資産形成を始めるタイミング、方法、作る原資の金額等をお伝えします。

資産形成を始めるタイミング

始めるタイミングについては、どの業界や職種にいるかに関係なく、また学生か社会人かに関係なく、収入のある人なら即座に始めるべきだと言えます。

前項でお伝えしたように、資産形成期では労働による収入がメインになるので、時間を使い原資を作る必要があります。
短時間で多くの資金を得られるような仕事があるのなら方法は広がりますが、世の中にそういった種類の職は多くないので、時間を有効に使う必要があります。
毎月の収入の何割を原資にする(預金する)のかを明確に決めておき、実行することが必要です。

少なくとも収入の1割、できれば3割ほどの割合が望ましいと、Absolute Infinityでは考えています。

資産形成の方法

資産形成と言っても収入を得る方法はいくつかあります。

メインは現在の職業による労働収入になるでしょう。
まずはこの収入の10%〜30%ほどを預金することをおすすめします。

預金を増やして行くには収入を増やすことが必須項目になります。
給料をアップすることは自分で左右できるものではないので、主たる労働以外の収入源を別に作る必要があります。

別の収入源の第一候補は副業になると思います。
一口に副業と言っても様々な種類があり、一概に良し悪しは付けられませんが、時間をかけて後々大きな資産を生むものよりも、資産形成期では即座に資金になるものがいいと思います。

例えば、現職にプラスして、無理のない範囲で追加の労働をする副業が第一候補でしょう。

副業には権利収入と言って、何もしなくても資産を産んでくれるものもあります。
ブログを作成して、アフィリエイト報酬を作ったり、現代ではYouTubeの動画制作もそれに当たると思います。

しかし、軌道に乗るまでの期間と労力を考えると、必ずしも見合ったリターンが見込めるとは限りません。
ある種ギャンブル的な方法であることは否めません。
完全に否定することはしませんが、初期段階では必ずキャッシュが作れる、労働収入の方が適していると思います。
なぜなら、後々の「作った原資を働かせる」フェーズで十分に取り返せるからです。

できる限り早く資産運用フェーズに移るために、必要な資金を貯めるまではあれこれと寄り道をしなくて良いと思います。
この段階で重要なのは、とにかく手元資金を着実に増やすということです。

資産運用を始めるタイミング

では、資産形成期を経て資産運用を行うタイミングはいつなのでしょうか?
この章では具体的な数字をもとに考察していきます。

今までいくつかのコラムに投資運用について掲載してきました。
投資信託なら数万円〜、株取引なら数十万〜、FXは少ない金額でもレバレッジが効かせられるとお伝えしました。

しかし、「数万円貯まったらまずはとにかく何かスタートすればいい」のかというと、そうではないのです。
各コラムの中で、投資は長期的にリスクを分散して行うのが良いとお伝えしてきました。

リスクを分散できている状態とはどのような状態でしょうか?

それはつまり、投資項目が多ければ多いほど分散されているということです。
では分散させれば少額でもいいかというと、(間違ってはいませんが)それでは「1から100」を作るのにかなりの時間を要することになります。

Absolute Infinityでは資産形成期の「0から1」を、具体的な金額として500万円前後と考えています。

この500という数字、全くピンとこない人が多いかと思います。
なぜ500万円だと思いますか?

実はこの数字、銀行から営業の電話がくる目安の数字なのです。

ではなぜ500万円前後になると営業の電話がかかるのでしょうか?
それは、「0から1」の1が欠ける可能性が少なく、金融機関側からしても商品提供をするメリットが出てくる段階(数字)だからです。

金融機関のメリットとは、金融商品を買ってもらって運用した時の運用益や手数料が十分に得られる、商売として成立するということです。
もちろん元手が大きいほうが良いことは言うまでもありませんので、金融機関側としては数千万〜数億円、もしくはそれ以上の資産のある顧客を相手にできれば一番良いのですが、そうした顧客はかなり限られてしまいますよね。
逆に資産のほとんど無い人を顧客としても、十分な利益を生むことができません。

つまりそのボーダーラインとなる数字がおよそ500万円前後となっているのです。

500万円という金額をどのように感じたかは人それぞれ、多すぎると思った方も意外と少額と思った方もいらっしゃると思います。
大切なのは、金融のプロである金融機関が顧客候補として設定する最低ラインがこのくらいの金額であるという点です。

500万円は遠い道のり、と思われた方も多いかと思います。
しかし、逆に考えれば、預貯金が500万円程度に達するまではあれこれ考えずにコツコツ貯めていればいいと考えることもできるのではないでしょうか?

理由が銀行からの営業電話、というのはひとつの要因に過ぎませんが、Absolute Infinityでも資産運用のスタート地点の目安を500万円と定義しています。
プライベート・バンキングのボーダーラインもおよそこの金額になってくるのですが、それはお問い合わせいただいた方にご説明しています。

資産運用の方法

前項では資産形成のターニングポイント、資産運用のスタート地点の金額を定義しました。

500万円という数字が大きいと思うか小さいと思うかは人それぞれですが、どんな人でも数年で達成できるような現実的な数字であることは間違いないと思います。
資産形成を成功させてスタート地点に立てたのなら、次は資産運用です。
資産運用フェーズでは、必ず負けることのない運用を行う必要があります。

投資を行うのに負けない方法なんてあるのか?と皆さんは思いますよね。
仮に500万円からスタートしたとして、550万円になれば勝ち、500万円なら引き分け、450万円なら負けなわけです。
資産運用フェーズでは勝ち、負け、引き分けの、「負け」をなくす必要があります。

この「負け」を、限りなくゼロに近づける方法を考えることが資産運用なのですが、実際にそうなる方法はあります。
実はその方法は、冒頭にあげた昔の日本人はほぼ全員が手段として持っていました。
年率10%以上の複利のチカラは絶大です。

それを自覚して活用した方が当時どの程度いたかはわかりませんが、結果としては活用できなかった人がほとんどのようです。
活用できていた人ばかりなのであれば、中高年以上の世代に貧困層はいないはずだからです。

では、とても簡単に得られる手段はなぜ多くの人に活用されなかったのでしょうか?
それは、当時はそれが当たり前だったからです。
当たり前の生活の中で当たり前に使っていた手段が、突如として日本からなくなってしまったからです。
放っておけば100万円が110万円に、さらに翌年には121万円に...という時代は終わってしまいました。

ただ、現代でも世界中を探せばあるところには手段があります。
富裕層が富裕層であり続けるのには理由があります。

皆さんはその手段を探したこともなければ知ることもなかったことと思います。
この手段とは特別なことではなく、(当然、法に触れるようなことでもなく、)誰でも当たり前にできることです。

ただ1つの「道具」を手に入れれば簡単なことなのですが、その道具に出会えるか、出会ったら有効活用できるか...それを見極める目だけが必須項目となります。
Absolute Infinityがご提供するサービスはまさにこの「道具」についてのことです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は資産形成と資産運用の違い、具体的なターニングポイントや金額等をお話ししてきました。

今日お話しした数字が絶対というわけではないですが、現在のインフレ率や日本と世界の力関係からすると、的を射ている数字であることは間違いないので、ご参考にしていただければと思います。

また、資産運用に関して金融機関を使うことは、間違いとは言いませんが、賢い方法とも言えないということはお伝えしたいことです。
金融機関では扱うことのできる商品が限られており、顧客の方を無理やり商品に合わせる方法しか取れません。

一方で、PBコーディネーター事務所であるAbsolute Infinityでは、1人1人に適した臨機応変なお手伝いができます。
普通のPBコーディネーターは資産運用の段階からしか顧客を取りませんが、Absolute Infinityでは資産形成段階からご相談に乗っております。
資産形成でお困りの方も含めて、皆さまからのご連絡をお待ちしております。